図説ゼロからわかる三大宗教の読み方【キリスト教編】

図説・ゼロからわかる 三大宗教の読み方を読んだ。

4月にドバイに行った際、「簡単にわかるイスラム教」的な本を読んだのだけど(イスラム圏の国に行くのは初めてだったので)、人種・民族・宗派などとても複雑で、結局ほとんど理解しないまま旅立った。

(マナーだけ頭に入れて行った)

www.writetoforget.com

で、イスラム教に限らず、一度世界三大宗教について基礎知識を頭の中に入れておこうと思い読むことにした。

「図説ゼロからわかる」と銘打っているように、図説が多くてわかりやすい。

この本の第一章は、教養として知っておきたい三大宗教の世界基準の基礎知識。

イギリスにはACASという政府機関があって、職場での宗教的問題、労働問題の解決に役立つガイドラインを発表しているそう。

これは宗教的偏見のない、イギリス政府公認の公的ガイドラインだそうで、さまざまな国・民族・言語・宗教の人々が同じ職場で働く場合に起こりうる摩擦や差別、トラブルについての解決のために参考になると評判だそう。

この本にはACASのガイドラインの中から「宗教・信仰と職場」が紹介されているので、興味のある方はぜひ読んでみてほしい。

www.nikkei.com

日本もこれから外国人労働者の方が増えるだろうし、島国だから関係ないとは決して言えない時代が来る。

ちなみに前の会社には韓国人、ヨーロッパの人がいて、国際結婚している人も何組かいたり、帰国子女や海外留学経験者や海外生活経験者も多くて、わりかしグローバルだった。

(私が見える範囲では)文化の違いで揉め事が起こるようなことはなかったと思う。

ただ、「性格きっつ」と思う帰国子女や留学経験者は何人かいた。

もちろんそうでない人もいたのだけど、きつさ加減が半端なかった(汗)

自己主張してなんぼのアメリカ、アジア人に対する差別もあっただろうし、なんというか、きつかったなぁ。(あくまで個人の感想)

話しが少し逸れてしまったけど、そういったグローバルな人間模様も東京だけかと思っていたのだけど、広島に帰っても自分の生活圏内に海外の方が意外といるので、正直驚いた。

(うちは田舎だけど、中国・韓国・ベトナム・中南米の人がいるんだよね)

ちなみに世界の信者の数はキリスト教が一番。

ただしイスラム教徒の数はかなり増加中で、2070年にはキリスト教信者数を追い越して1位になるとみられている。

そして無宗教者を多く占める国は、中国・北朝鮮・チェコ・エストニア・日本だそう。

「無宗教」の人が多い日本だけど、宗教団体は多い。

文化庁の調べた「宗教年鑑(平成28年版)」を見ると、日本には約18万の宗教団体がある。

今回はこの本を読んで気になったところをまとめる。

キリスト教

この本を読んで「ダヴィンチ・コード」を見たら、もっと楽しめたと思う。

無血十字軍、フリードリヒ2世

アラブ系住民の多かったシチリア島で生まれ育ち、イスラム文化に理解のあった神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世は教皇に破門すると脅され、渋々十字軍を率いる。

ただしイスラム王朝、アイユーブ朝エジプトの君主アル・カーミルに手紙を出して交渉し、エルサレムを無血で占領。

しかし教皇はそんなフリードリヒ2世を破門し、10年後に戦争は再開。

しかし十字軍は聖地奪回できず、西欧の人々は長引く戦争に疲弊して教皇への忠誠心も失せる。

そしてイタリアはエジプトとの東方貿易で栄えて自由なルネサンス文化を生み出すことになる。

歴史を見ると、「内向き」「外向き」を繰り返しているのがわかる。

今世界は「内向き」に動いているけど、また「外向き」の時代が来るんだろうね。

イギリスの二枚舌外交

現在も続いている中東の紛争の原因になったと言われるイギリスの二枚舌外交。

約100年前のバルフォア宣言(ユダヤ人には国家建設の支援を約束)とフサイン・マクマホン協定(アラブ人にはアラブ人の独立を承認すると約束)を行ったイギリスは罪深い。

100年経っても紛争は深まるばかり。

日本とキリスト教の関係

豊臣秀吉

ポルトガル(カトリック)が九州の日本人を奴隷として輸出していたこともあり、豊臣秀吉はバテレン追放令を出して宣教師を追い出す。

秀吉さんは国際事情と無縁でなかったようで、布教を口実に植民地の拡大を狙うスペインとポルトガル(カトリック)のやり方にかなり詳しい情報を得ていたと思われている。

ただし秀吉さんは貿易に限っては寛容で、商売が目的で来るオランダの黒船は歓迎していた。

ネットフリックスおススメドキュメント

www.netflix.com

「旧約聖書」にある「出エジプト記」にまつわるドキュメント。

こういうのを見ると、人は自分の信じたいことを信じる生き物だと改めて思う。

もちろんバイアスを外してエビデンスを調べ、論理的思考をする人もいるけど、エビデンスの捉え方も人それぞれだよな~。

事実がわからないこの手の話は、私にとってはもうロマンでしかない。