忖度なしの「世界一シンプルで科学的に証明された食事」を読んで食生活を改善する

世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事を読んだ。

この1カ月ほど糖質制限の食事に変え、「あすけん」というアプリで食事記録や運動の記録をつけて、摂取カロリー、消費カロリー、栄養バランスを細かくコントロールしている。

体重は1.5kg痩せた。

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 ただ、この1カ月、便が急激に臭くなった

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タンパク質を摂るために肉を食べる量が増えたせいだと思うのだけど、これって身体に悪い? と疑問がふつふつと湧いてきた。

YouTubeで健康に関する動画をひたすら見まくったのだけど、どれもイマイチ信憑性に欠ける。

(芸能人の人間ドックや食生活を見るのはおもしろいけど)

これは大学の頃、教わっていた教授に「健康番組でおススメしているものは信じるな。一番はバランスの良い食事だ。」と言われたせいでもある。

(その教授はテレビの健康に関するコーナーで取材を受けたのだけど、番組側に都合の良いように編集され、テレビに対する信用を無くしたらしい)

バランスの良い食事って、何だろう?

そもそも本当に体に良い食事って何だろう?

そんなことを考えている時に出会ったのが世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

この本、かなり良かった。

どうして日本人は誤った健康常識に振り回されてしまうのか?

医師や栄養士が正しいとは限らない

専門の資格を持っていると正しいことを発信しているように見えるが、残念ながらそうとは限らない。医学部ではあまり食事や栄養のことを習わないため、医師は食事に関するきちんとした知識を持っていないことも多い。(中略)栄養士は、「このような食事をすれば健康になる」というルールを一般人に指導することに関しては秀でているが、そのルールがそもそも本当に科学的根拠にもとづく正しいものであるかどうかを判断するために必要な専門知識(統計学や疫学と呼ばれる学問)を持っていない人も多い。

(引用 世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

YouTubeで見まくった健康番組の一つに「名医のTHE太鼓判!」があるのだけど、不思議なシーンがあった。

綺麗な女医さんが、下に置いてある台本らしきものをチラチラ見ながら指導しているシーンだ。

口調は自信満々なのに、なんで台本チラチラ見てるの?

絵面的に見て美しい外見。

制作サイドからしたら、この先生に指導してほしいのはわからなくもないのだけど、そもそもその先生の専門分野の内容でもなく、台本を見なければ説明できないってのはどうなんだろう?と疑問に思った。

マーケティングの一環

「〇〇が健康に良い」という情報は、商品の売り上げに大きな影響力を持つため、科学的根拠のない健康情報がマーケティングの一環として利用されてしまっているという側面があることも忘れてはならない。 食品に関する関連業界は関連省庁にロビイングをしているため、省庁が発表する「ガイドライン」ですら歪められてしまっている可能性を否定できない。

(引用 世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

先に書いた大学教授も、まさにこのことを話していた。

番組側はスポンサーの商品を売りたいので、専門家に「この商品はイイ!」と言ってもらうシーンを撮りたいのだ。

農家の保護

農林水産省は農家を保護しなければいけないので、多少の忖度も発生する。

となると、省庁が発表するガイドラインもどこまで信じていいのか不安。

農林水産省は農家を保護しなければいけない立場であるので、それを「忖度」して白米は糖尿病のリスクを増やすのであまり摂取しない方が良いとは書きづらいのかもしれない。

(引用 世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

この本を書かれた津田友介さんは医療政策学者で医師でもある。

膨大な研究論文から科学的根拠を見つけ出し、現時点で最も正解に近いと考えられている食事について説明している。

エビデンスの種類、何が最強のエビデンスとなるかといった説明もあるのもよい。

エビデンスが確立している部分と、筆者が内容を補足した部分が簡単に見分けられるように書かれているのもわかりやすい。

最近では「最新の研究によると……」や「エビデンスにもとづく.......」という言葉を巧みに使ったあやしい情報や商品なども目につくようになってきたので、注意が必要である。

(引用 世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

健康に良いかどうか

この本には健康によいかどうか5つのグループに分類した表がある。

グループ1は健康に良いと複数の信頼できる研究で報告されている食品。

グループ5は健康に悪いということが複数の信頼できる研究で報告されている食品。

そしてグループ2が、ひょっとしたら健康に良いかもしれない食品、少数の研究で健康に良い可能性が示唆されている食品。

それぞれ食品の例が載っているので興味のある方はぜひこの本を読んで頂きたいのだけど、グループ2に出てくる食品は、健康番組に取り上げられる物ばかりだ。

皆さんが新聞やテレビなどのメディアで毎日のように目にしている「体に良いということが最新の研究で明らかになった」とうたわれる食品のほとんどはグループ2の食品である。つまり、健康に良いという研究結果が1つ2つあるかもしれないが、本当に体に良いのかどうかまだ確定的なことは言えない段階の食品である。数か月後には同じ食品が「最新の研究で健康に悪いことがわかりました」というニュースを目にすることになるかもしれない。

(引用 世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

成分に惑わされない

糖質制限ダイエットの中には、果物は果糖を多く含み、太るため避けるように推奨しているものもあるが、これは「健康的な食事」という観点からは間違いである。食品ではなくて成分にしか注目していないことによって生じる誤解だ。果物に含まれる成分である「果糖」は血糖値を上げるという点では健康に良いとは言えないものの、果物そのものは健康に良い食品であるというエビデンスが十分ある。(中略)このように食品の中の成分に注目し、食品を成分の集合体としてのみ捉える考え方を栄養至上主義(ニュートリショニズム)と呼ぶ。

(引用 世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

この1カ月、栄養至上主義に陥っていた私には目から鱗が出る内容。

この本を読んで、この1カ月間違って選んでいた食品もわかった。

「成分」は多くの消費者の興味をひきつけるため、マーケティングに使われているということを忘れてはいけない。生活習慣の予防やダイエットを念頭に健康的な食事を考える場合は、成分に注目するのではなく、食品や食生活全般に注目するべきである。

(引用 世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

健康になるための第一歩

本当に健康になるための第一歩は、

  1. テレビなどのメディアの健康情報
  2. 本屋で売られている「健康本」(健康に関する本の多くが不正確な内容であり、本当の意味で健康になるための本ではないという意味を込めて、かぎかっこを用いて「健康本」と呼ぶ)
  3. 日本語で書かれたインターネットの情報
の3つはあまり信用しないことであると筆者は考えている。これらは、視聴率や本の売り上げさえ上がれば良いという市場原理(経済的合理性)にのっとって作られているため、情報の正しさよりも、目新しさや意外性が最優先されている。

(引用 世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

じゃあこの本はどうなるの?ってツッコミを入れる人もいるだろうけど(笑)

YouTubeで健康番組を見て思ったのが、長年続けている習慣(食生活、運動)を変えるのは、年を取る程難しいということだ。

私は40代に入ったことだし、だんだん女性ホルモンの恩恵も受けられなくなるし、この本を参考に健康的な食生活に変えようと思う。

結果はまたブログにでも書きます。