今後の自分の老後資金について考えてみた。
60歳からを老後と仮定する
日本人の女性の平均寿命が約87歳。
(脳が元気でいられる平均寿命が73歳。)
脳が元気で60歳過ぎても投資や仕事で収入を得られる可能性も考えられるが、今回のシミュレーションでは60歳から投資や仕事の収入がなくなると仮定する。
平均寿命は87歳だが、医療の発達や想定外の予備費を考慮するため100歳まで生きると長めに想定して計算することにする。
一生独身の方が長生き? 100歳超の2人の女性が「長寿の秘訣は男と距離を置くこと」と発言し話題を読むと、100歳以上生きてしまう可能性も無きにしも非ず。
一か月の生活費
私の場合一人暮らしをしていた頃(家賃あり)も、実家に戻ってからの生活費(税金や保険料、貯蓄機能付きの保険料も含める)も、一か月でおよそ20万円かからない。
将来インフレが起こるかもしれない。
資産課税もあるかもしれない。
しかし今は老後も一か月20万で暮らしていけると仮定する。
(独身、子供なし、家は実家の一戸建てを相続予定。)
親は借金なし、多少の現預金や保険金、家以外の土地もある(はず)。
これは相続税も考えて、今後の収入にはいれないでおく。
実家の一戸建てを相続すると仮定すると、将来家賃や住宅ローンを考える必要はない。
しかし固定資産税や家のメンテナンスの費用、家電の買い替えなど、大きな支出は考えられる。
今回は、これも含めて20万円のなかでやり繰りすると想定する。
60歳から100歳までの老後資金
20万円×12か月=240万円(1年)
40年×240万円=9,600万円
貯蓄機能付き保険
私は貯蓄機能付きの終身保険に入っている。
保険料の払い込みは60歳まで、61歳過ぎて解約すると払い込んだ保険料より多めに戻ってくる。
今回は66歳で解約すると仮定。
戻ってくる金額がおよそ1,150万円。
老後資金9,600万円―1,150万円=8,450万円
年金受取額
年金制度改革で支給額はいくらになる? 国民年金は月5万にもあるように、今後年金受給額が減る可能性は大いにあるが、今回は簡易年金試算-年金見込額(サラリーマン・自営業の期間がある方)で試算してみることにする。
私の場合、65歳から受け取れる年金額は年間120万円。
これを70歳からの繰り上げ申請すると、42%増となる。
国民年金は何歳から貰うと一番得なのかによると、81歳以上長生きすると70歳からもらっておくほうがお得とあった。
今回は100歳まで生きると仮定するので、70歳からの受取(42%増)で試算。
(※繰り上げ申請すると、その後の変更はできないので注意が必要。)
120万×142%=170万4千円(70歳からの年間年金受取額)
30年×170万4千円=5,112万円
残り8,450万円―5,112万円=3,338万円
医療費と介護費
100歳まで身体も頭も元気でいることが理想だが、病院にお世話になることも当然考えらる。
(今回は老人ホームには入らないと想定。)
今まで大きな病気や手術の経験もないが、ここでは80歳から100歳までの医療費や介護費の自己負担を年間100万円と想定しておく。
20年×100万円=2,000万円
3,338万円+2,000万円=5,338万円
(参考記事;40歳独身で早期リタイアしても老後貧乏になる確率をゼロにする、老後貧乏にならないためのお金の法則)
葬式代
葬儀費用を安くするための必須知識によると、2014年度の葬儀費用平均はおよそ189万円となっている。
(私が住んでいる中国地方の平均は153万6千円。)
独身の私は、おそらく残った親戚に頼むことになる。
交通費や手間賃、死んだあとの私の荷物の処分にかかる費用なども考慮し、今回は300万円と試算しておく。
5,338万円+300万円=5,638万円
まとめ
60歳までに貯めておきたい老後資金は、私の場合およそ5,700万円となった。
21年間で5,700万円、1年で約270万円の貯金が必要となる。
人生どうなるか分からないが、おおよそでも試算しておくと気持ちが楽になる。
(できるかどうかはおいといてw)
あとは時代の流れを見ながら頭を使って、生き残る知恵を身に付ける気持ちも忘れずにいたいが、あんまり長生きしたくない(笑)