親の介護が心配なので「70歳をすぎた親が元気なうちに読んでおく本」を読んでみた

70歳をすぎた親が元気なうちに読んでおく本 を読んだ。

自分の老後と同じくらい気になるのが、親の介護だ。

父は私が若い頃に亡くなっているが、母は体も頭も元気だ。

身近に親しい友人もいて、今が一番楽しいと人生を謳歌している。

母はまだ70歳ではないが、心配性の私は母の介護が気になる。

セミリタイアして東京から広島の実家に戻って約1年経った。

15年振りに母と生活して気になったのが、「家に物が多い」ことだ

物を「捨てる」というのは、意外とエネルギーを使う。

(物によってはお金もかかる。)

東京で一人暮らしをしていた頃、収納の多い部屋から収納の少ない部屋に引っ越したことがある。

全ての荷物を持っていくことができなかったので、断捨離をして大量に物を処分したが、これがひどく疲れた。

(壊れた掃除機、使わないプリンター、読まない大量の本、着ない服、ほとんど使わない食器、壊れかけの洗濯機、予備で置いていた布団セット、などなど。)

収納が少ない部屋だったので、引っ越した後も定期的に「使う物」「使わない物」の見直しをして処分を続けた。

そして東京から広島に戻った今は、家電や家具もかなり処分して、なんちゃってミニマリストになった。

実家の問題点

実家の間取り図。

私が考える問題点は3つ。

  1. 使用しない家具と家電がリビングを占領
  2. 物置の中身
  3. 母の部屋が機能を果たしていない

リビング

  • 大きなスピーカー等、使用しない音響関係の物が占領
  • 使用しないビデオデッキ
  • 大きな鏡
  • 2種類のダイニングテーブルセット(1種類で十分事足りる)

亡くなった父は欲しいと思った物は何でも買ってしまうタイプ。

父が亡くなった後も処分に困る大きな家具と家電が部屋を占領し、残された家族にとっては迷惑。

これらの大きな家具を処分すればリビングもだいぶスッキリするはずだ。

あとは大きな食器棚を地震がきても倒れないように補強もしておきたい。

物置

亡くなった祖父や祖母の物もあるので、限界よろしく状態だ。

壊れた家電もここに置いてあるので、二度と使用しない物は処分してスペースを確保してもらいたい。

故人の物もある程度見直しをして「残しておく物」「処分する物」を決めた方がよい。

母の部屋

母の部屋は収納スペースがたっぷりあるが、亡くなった祖母の物も収めているので物が溢れている。

母の婚礼タンスが3つも占領しておりかなり狭い部屋になっている。

(この部屋にいる時に地震がきたら、確実にこのタンスに押し潰されてしまう圧死する。)

ベッドの上にはたくさんの布団セットが重ねて置いてあるので、母はベッドを使用することができない。

今はわざわざリビングまで布団を運んでリビングで寝るという生活をしている。

収納から溢れた物の処分、布団セットを物置に収納できるようにする、場所を占領する婚礼タンスを処分してスペースを確保する。

とにかく母が快適に過ごせる部屋作りをしてほしい。

介護をする上でこの先助かると思ったのが、既にトイレやお風呂が介護用の設計になっていることだ。

玄関も車イスが使用できるようにスロープにもなっているので、そういった面では私が準備することは今のところ無さそう。

いくつか私が思う実家の問題点を挙げてはみたが、あくまで家の整理の主導権は母にある。

次のことは肝に銘じよう。

親の価値観を大切に家の整理をする。