アラフォー女、海外ひとり旅

タイトルに惹かれてSoliste{ソリスト} おとな女子ヨーロッパひとり旅 という本を読んだ。

著者の寺田さんは1959年生まれの58歳。

会社員を経て、今はフリーライターをなさっているそう。

20年間で28回のヨーロッパひとり旅を実践。1週間の旅の全費用20万円以内。「若さ、経験、語学力、お金、体力・・・すべてなし」の著者がプランニングから実際の街歩きまで、安全なノウハウを具体的に紹介。

こういう本を探していた。

「若さ、経験、語学力、体力・・・すべてなし」、まるで私だ。

一人で海外に行ってみたいけど経験はなく、語学も全く自信がない。

過去に行った海外といえば、学生時代にツアーで参加したヨーロッパ周遊旅行、一昨年行ったアメリカだけだ。

アメリカ旅行に関して言えば、英語堪能・旅慣れしている友人にただついて周るだけというとても楽なもの。

旅慣れしている友人と常に一緒に旅行できればよいが、行きたいところが常に一緒とは限らない。

ましてや仕事をしている彼女はとても多忙。

セミリタイアした私は、時間だけはたくさんある。

これからは行きたい国があれば、一人でも行けるようになりたい。

人の価値観は千差万別だし、居心地をよい・悪いと感じる条件も人それぞれだから、わたしの場合は、とことわった上でいえば、おとな女子ひとり旅の三大禁忌はネイチャー(自然)、リゾート、グルメだ(紛争地域、政情不安な国や犯罪の多い都市などは言わずもがな)。

ゆるいトレッキングでも「外国人女子ひとり」は周囲から浮いてしまうそう。

周囲からどう見られようと「わたしはわたし」というスタンスを貫くのは大切だけど、それは本当に必要な場面にとっておくのがおとなのスマートさかも。

私もやめておこう。

見落とされがちだが、服装もまた人に大切にされる条件として欠かせない。

「中途半端なカジュアルに白いマスク」「ブランドゴージャス」のような典型的なアジア人観光客のような恰好は避けたい。

歩きやすい、疲れないという面は大事にしたいけど、「自分の雰囲気やスタイルに合っている」ということも大事だ。

特に「旅人は見た目が10割」のヨーロッパでは気をつけないといけない。

(もちろん見た目以外に挨拶などのマナーも大事ですけどね。)

20万円の予算で自分らしい旅をどう実現するか。ひと言でいえば、プランニングと予約のすべてを他人まかせにしないこと。つまり、旅を手作りすることだ。

プランニングの柱は「航空券」「ホテル」「主な移動手段(国際列車や長距離バスなど)」の予約で、ここをきちんと押さえておけば安心して旅を楽しめると著者の寺田さんは言っている。

「旅行代理店の格安航空券」と「航空会社の航空券」の違いの具体例があったが、格安航空券も中身をきちんと確認しないと本末転倒になるパターンもあるようだ。

航空会社で直接予約して購入すると、予約時に座席の指定と機内特別食のリクエストができる。

(特別食は普通食より早くサービスされることが多いので、人より先に食事を終えて混み合う前に化粧室を使えるそうだ。)

搭乗券は指定したメールアドレスにEチケットで送られてくるので、受取の不安もない。

www.moving-to-phuket.asia

今現在、日本の旅行会社のプレゼンスはどんどん薄くなっています。 それと共に、ホテルや航空券の特別料金はなくなってきています。 そうなってくると、ツアーに参加するメリットはなくなっていき、個人旅行へとシフトしていきます。 日本式パッケージツアーの終わりの始まりです。

話題のてるみくらぶ騒動。

被害に遭われた方は本当に気の毒だ。

今はスカイスキャナーエクスペディアBooking.com など、昔に比べて便利なサイトがたくさんある。

少しずつ自分で手配する旅行に慣れていきたい。

予算に限りがある私は、もちろんエコノミー。

(いつかビジネスクラスで海外行ってみたい。一回でいいから。)

たとえエコノミーであっても、できるだけ快適な席に座りたい。

寺田さんのおススメは、空席が目立つエリアの通路側。

化粧室やギャレーに立ちやすい、客室乗務員と話しやすい通路側がおススメのようだ。

ぜひ参考にさせてもらおう。

ホテルの予約に関しては、寺田さんはBooking.comを愛用しているそう。

ユーザーの投稿内容も信頼できるようで、過去の経験上総合評価8以上のホテルは立地エリアの安全性にも問題なかったそうだ。

慣れない最初のうちは、とにかくアクセス最優先でホテルを選ぼうと思う。

ただBooking.comは現地払いなので、私はユーザーの評価を確認するのに利用させてもらい、実際に予約するのは事前にカード決済できるagodaにしようかな~。

寺田さんは車窓の風景を楽しみたいそうなので、禁煙車両の進行方向の直射日光が当たらないサイドの窓側を指定しているそう。

日本語で予約・購入できるヨーロッパ鉄道のサイトもあるので、いつか利用してみたい。

今年はアメリカにもう一度行ってみようと思っていたが、フィンランドに行くことにしよう。

フィンランドといえば、かもめ食堂

公開されてもう11年も経ってるのか~。

映画のパンフレットは今でも大事にしまっている。

いつか行ってみたいと思いながら11年も経ってしまった。

「いつか」なんて思っていたら、あっという間に人生終わってしまう。

旅の準備を少しずつ始めよう。