宮藤官九郎「え、なんでまた?」を読んだ感想

クドカンえ、なんでまた? (文春文庫)を読んだ。

週刊文春の連載をまとめたもので、サクッと読めてクスっと笑える本だった。

自分より取り乱した人間を見て平常心を取り戻し、急勾配に膝をガクガク震わせながら1曲1曲、1コント1コント、なんとか演り終えました。

「自分より取り乱した人間を見て平常心を取り戻す」って、わかるなぁ。

個人的なMVPは「宮城のみなさ~ん、どどすこすこすこ……ラブ注入♡次は茨城のみなさ~ん、どどすこすこすこ……」と、全ての被災地にラブを注入し続けた楽しんごかな。不謹慎ではなかったけど、少しヒヤッとした。

想像したらおかしくて、不謹慎と思いつつも涙を流して笑ってしまった。

今回は尺の話です。どうでもいいように見えて実はこれが作品の評価を左右しているような気がする。同じクオリティなら短い方が絶対に良い。つまらなくて長かったら最悪です。

テレビドラマは放送尺が決まっているが、映画や舞台は制約がない。

クドカンは舞台は休憩なしで一気に見せたい派で、2時間以内に収めるように脚本を書いているそうだ。

これはブログにも同じことが言える。

この1週間このブログをマイナーチェンジしている。

過去の記事を読み直して、長い文章の記事は短く書き直した。

タイトルは「わかりやすいもの」「読みたいと思ってもらえるもの」など考え直して、いくつか修正した。

読むに値しない(自分の考えが何も書いていない)記事は全部削除した。

一番は自分のために書いているブログだが、ネット上に公開しているからには、自分以外の誰かにも読まれるのだ。

第三者の方にも、少しは面白いと思ってもらえるような記事にしたい。

文章力があるとは思わないが、書き始めの頃はもっとひどかった。

よくこんな記事を公開しようと思ったもんだと1年前の自分に腹が立った。

クドカンじゃないけど、このブログも適切な尺を心がけてます。

(とか言いながら、1年後の私がこの記事を読んだら「下手くそ!」って思いそう。)