久しぶりに大きな本屋に行った。
どうせならAmazonKindleで買えない本を買おうと思い探したところ、無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21が目に留まった。
面白そうなので、この本を買って読んでみることにした。
ひろゆき氏については2ちゃんねるの管理人くらいしか知らなかったが、この本を読んで初めて彼の考え方を知った。
読み終わった最初の感想は「非常に合理的な人」。
ひろゆき氏は自分なりのルールに従って合理的に生きている。
(それゆえ自己中と批判されることもあるみたいだけど。)
今回は私が参考になったポイントをまとめてみる。
消費者は一生、幸せになれない
幸せかどうかは、消費者のままかクリエーターになるか、ということでも分かれると僕は思っています。楽しさや幸せを、「お金を使うことで感じる人」は、一生幸せになれません。(中略)消費者のままの人生から抜け出すためには、クリエーターになるという方法しかありません。モノづくりをする人は幸せを感じることができますからね。たとえば、「絵を描いて幸せ」や「写真を撮って幸せ」「文章を書いていて幸せ」などということです。これらは、「お金をかけなくても幸せになれる手段」なので、それを持っていると、自分の時間さえあれば、その分だけ幸せになれます。つまり、時間があればあるほど幸せを感じられる“無敵状態”になれるわけです。ただ、お金をかけなくては幸せになれないと思い込んでいる人は、それを買いに行くための時間と、そのためのお金の両方が必要です。そして、そのお金のために、「さらに働く」という時間も必要です。単に時間があれば幸せになれる人よりも、ものすごい量のコストがかかります。
セミリタイアするまで気づかなかったが、自分は時間があれば幸せなタイプだった。
本を読んだり、海外ドラマや映画を見たり、ブログを書いたりしていると、一日はあっという間に過ぎる。
そして会社に勤めることで、意外とコストがかかっていたこともわかった。
(ランチ、飲み物、付き合いの飲み、洋服、化粧代など)
仕事に縛られなければ、生活費は意外と抑えられる。
消費は減ったが、自由な時間がたくさんある今が一番楽しい。
仕事が奪われる前にすべきこと
これから先、日本の失業率はものすごく上がっていくでしょう。そして、スキルのない人が苦労する時代になっていくと思います。
- スキルを身につけてお金を稼いで幸せを目指すか
- お金がなくても工夫して幸せを目指すか
これは私も会社員時代から思っていた。
以前は前者の「スキルを身につける」に躍起になっていたが、今は後者の考え方が強くなってきた。
両方できれば最強だけど、自分が無理なくやれるのは、消費を減らしながら日々好きなことをやることだ。
(そこには「やりたくないことはやらない」って考えがベースにある。)
健康について
それまでの人生で貯金があるのであればそのお金で治療して、貯金がないのであれば自宅でなんとか工夫してください、というシステムのほうが明確でいいと思います。(中略)「いかにお金をかけずに病気にならないように生活をするか」ということがこれからのキーワードになってきますし、それは個人レベルの話だけでなく、日本が破綻する可能性にも備えなくてはいけないと僕は思います。
私もこの考えに賛成。
できるだけ健康寿命を延ばしたいと思うが、遺伝的な病気がでた時はもう仕方ないと諦めている。
あの2ちゃんねるの管理人なので、只者ではないと思っていたが、想像以上に合理的な人で面白い本だった。