LOVE ARCHITECTURE<ラブアーキテクチャー>

いつもは電子書籍の本を読むことが多いのだけど、たまたま読みたい本が全て紙のものしかなかったので、Amazonでまとめて注文した。

久しぶりに実物の本が届くので、たまには本棚の整理でもするかと思い立ち、机の下にある小さな本棚を覗いたら、懐かしい本が出てきた。

 LOVE ARCHITECTURE

KIKIさんが書いた建築探索紀行エッセーだ。

この本を買ったのは13年前。

表紙の写真が気に入って買った。

当時KIKIさんのことは知らなかったのだけど、この本にある美術館や水族館、著名建築や歴史的建造物など、日本と世界を周って撮影された数々の写真に惹き込まれた。

KIKIさんは武蔵野美術大学の建築科を卒業し、モデル・女優・写真家として活躍している。(山が好きなことでも知られている。)

 

キナリノ 後編記事が公開されました https://kinarino.jp/cat1/28343

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LOVE ARCHITECTUREに出てきた、あけぼの子どもの森公園原美術館ワタリウム美術館日本民藝館東京都庭園美術館は実際に行ってみたが、どこもこの本にある写真のように素敵な場所だった。

東京タワーは特別な場所

25年以上ずっと東京タワーを眺めて育ってきた。天候や時刻によって表情の異なるタワーを見てきた。けれど表情が異なるのは、タワーを取り巻く環境だけではなく、私自身も変わってきた証なのかもしれない。当然そこにあるべきものが、自分が成長することで、特別の存在として認識するようになる。 

私にとって東京の象徴は「東京タワー」だ。

それはスカイツリーができた今も変わらない。

大きく光り輝く東京タワーは美しい。

私は数年前に東京タワーが見えるマンションに住んでいたことがあるのだけど、自宅の最寄り駅からマンションに向かって歩くと、いつも東京タワーが出迎えてくれている感じがした。

ど~んと大きく佇むタワーに、私はいつも元気をもらった。

広島の田舎に戻った今は、川と山が東京タワーの代わりとなった。

昔と比べると、家の周りのお店や道路は幾分変わってしまったが、川や山の自然は変わっていない。

大人に成長した今は、その変わらない自然の風景が特別な存在となっている。