「久石譲 in パリ」を観て感動した話

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(引用 http://overlook-events.com/portfolio/joehisaishisymphonicconcert/)

昨夜BS-NHKで、今年6月にパリで開かれた「JOE HISAISHI SYMPHONIC CONCERT:Music from the Studio Ghibli Films of Hayao Miyazaki(久石譲 in パリ)」の模様が放送された。

このコンサートは、現地のファンのラブコールに応える形で実現したそうだ。

パリの名門ラムルー管弦楽団が、宮崎駿監督と久石さんが手がけたスタジオジブリの10作品の音楽を演奏し、ステージ中央の巨大スクリーンには、映画の名シーンが映し出された。

演者と観客の楽しそうな様子と感動は、テレビを通してこちらにも伝わってきた。

私は最初の「風の谷のナウシカ」の演奏から涙が出た。

「行け!ナウシカ。僕らのために行ってくれ!」と、トルメキア兵に襲われながらナウシカの乗ったメーヴェを押すアスベル、そんなアスベルと助けてくれたペジテの人たちを残して風の谷の人を助けに向かうナウシカ

ナウシカの切ない表情から意を決して前を向いて飛び出すシーンが巨大スクリーンに映し出された瞬間、私は号泣してしまった。

感動の涙のダムは早くに決壊し、久しぶりに嗚咽した。

久石さんの作る音楽は、どうしていつも私の心の琴線に触れるものばかりなんだろう。

音楽を聴いて感動して涙が出たのは、9年前に観た久石譲 in 武道館 〜宮崎アニメと共に歩んだ25年間〜 [ 久石譲 ]以来だ。

私はこの世で一番好きな作品が「風の谷のナウシカ」で、(映画も漫画も)今までに(少なくとも)50回は観ている。

6歳のときに映画館で買ったナウシカのパンフレットは、今でも大事にしまっている。

そんなわけで、宮崎監督の絵と久石さんの音楽の生演奏をセットで観ると、パブロフの犬のように条件反射で涙が出てしまう。

宮崎駿久石譲が出会って三十五年、

あの時、あの場面で、

ふたりが出会っていなければ、

そう考えると

ふと 恐ろしくなる

久石譲のいないジブリなんて

繰り返すが

宮崎アニメには

久石譲一人しか

似合わない

元気で行こう

絶望するな

JOEの音楽を聴いて

スタジオジブリ 鈴木敏夫

「Joe Hisaishi Symphonic Concert:Music from the Studio Ghibli Films of Hayao Miyazaki」より

2人の天才が出会ったことに感謝しながら、今年最後のブログを締めくくることにする。 

 

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お題「年末年始に見たもの・読んだもの」