染色研究家、随筆家である木村孝さんの和の美をめぐる50の言葉 新装版―日本を知りたいには、「暮らし」「嗜み」「着物」「日本の色」「京都」にまつわる言葉が収められている。
日本の色


白緑(びゃくろく)と縹色(はなだいろ)。
この2色が特に好きなのだけど、縹色は、主に武士の甲冑、鎧に使われる絹糸を組んでつくった「縅(おどし)」に使われ、能や狂言の装束にもよく見られるそう。
藍より明るい縹色は武家が好んだ色だったそうだ。
日本の染め物の淡い色は品があってずっと眺めていても飽きない。
京都が好き
ここ数年訪れていないが、以前は1年に1回は必ず訪れていた京都。
新しいモノと古いモノの融合がここまで美しい町はそうない。
新緑の季節、特に鴨川沿いの松並木を一行が進むさまは、まるで絵巻物のような美しい眺めで、平安時代にタイムスリップしたかのような感覚を覚えます。
(夕暮れ時に三条大橋から眺めるこの景色が一番好き。)
お正月はリセットするいい機会
お正月は、新しい一年が始まる大切な「節目」。
心を新たにする「リセット」の機会でもある。
以前読んだ為末さんの負けを生かす技術 (朝日文庫) に、「結果が出るまでは結果にこだわるべきだが、結果が出たあとはそれにこだわり過ぎない。成功も失敗も1週間で捨てて、引きずらない。」ということが書かれていて、なるほどと思った。
2017年に起きた成功と失敗も一度リセットして、新たな気持ちで新年を迎える。
お正月はそんないい機会かもしれない。