私はバリバリの内向型人間だ。
(性格診断テストでは96%の内向型人間という結果が出た。)
(→性格診断テストの詳細や外向型、内向型のタイプの違いについて書いている。)
スーザンケインさんの「内向型人間のすごい力」を読んだのは1年前だけど、最近ブログを書きながら、「やっぱり自分はつくづく内向型人間だよなぁ」と思う。
セミリタイアして1人で(最近は猫とずっと一緒にいるけど)過ごす時間が圧倒的に増えたけど一向に飽きることはないし、相変わらず読書は楽しいし、1つの作業に集中できることが心地いいし、限られた友人や家族との付き合いが落ち着くし、話すことより書くことの方が楽しい。
てなことで、内向型人間についてもっと調べてみようと思い、内向型を強みにする (フェニックスシリーズ)を読んでみた。
内向型と外向型の違い
確実なことがわかるまでは何年もかかる、あくまで推論に過ぎないとの前置きはあるが、内向型と外向型の違いについてまとめる。
脳へ流れる血液の経路が違う
内向型の人と外向型の人の血液は、それぞれちがった経路をたどっていた。ジョンソン博士は、内向型の人の経路は、より複雑で、内部に集中していることを知った。内向型の人の血液は、記憶する、問題を解決する、計画を立てる、といった内的経験にかかわる脳の各部へと流れていた。この経路は長く複雑だ。内向型の人は、内部の思考や感情に精力を注いでいたのである。
内向型の人の脳へ流れる血液量は外向型の人より多いそうだ。
(多くの内的刺激を得ているということ。)
外向型の人の血液は、四感(視覚・聴覚・触覚・味覚)が処理される脳の各部へ流れている。
(感覚情報に刺激を求める。)
脳が快感を得る方法も違う
内向型と外向型の血液が違う経路をたどるということは、異なる神経伝達物質を必要とするということ。
内向型の人はドーパミン感受性が高い
ドーパミンが過剰になると、彼らは刺激が多すぎると感じる。内向型の人の脳の主要な経路には、まったく別の神経伝達物質、アセチルコリンが使われている。(中略)アセチルコリンは、脳と体の数々の生命維持機能にかかわる、もうひとつの重要な神経伝達物質だ。それは、注意力と学習力(ことに知覚学習)に働きかけ、穏やかな覚醒状態を維持する能力や長期記憶を利用する能力に影響を及ぼし、不随意運動を作動させる。また、何か考えたり感じたりしている際に、快感を引き起こす。
内向型の人は多すぎもせず少なすぎもしない適量のドーパミンとアセチルコリンが必要(このゾーンはかなり狭い)で、それが穏やかな気分を保ち、憂鬱や不安を感じなくさせるそうだ。
右脳と左脳
同じ内向型人間でも、「右脳型」と「左脳型」で違った才能や行動、限界を示すとのこと。
この本にある各傾向を読むと、おそらく私は「左脳型」。
左脳優位の内向型人間は、世間の人の抱く内向型のイメージにより近い。彼らは人とのつきあいをほとんど必要とせず、その興味はしばしば仕事や趣味に集中する。(中略)たとえば左脳型の内向型人間は、人前で話すことが右脳型ほと苦にならないだろう。
内向型人間が冬季うつにならないためにやること
内向型の人の体は、気温の変動や明暗のリズムに協調しているようだ。わたしたちの体は、外向型の人の体に比べ、朝はなかなか動きださない。わたしたちが覚醒するには、自然光、特に、朝の明るい光が必要だ。
朝型生活を守り一日必ず日の光を浴びる
自然光は生きていくために必要不可欠だけど、活力を抑える側の神経にたよっている内向型人間にはさらに欠かせないもののようだ。
自然光はメラトニンというホルモンのレベルを調節するが、このメラトニンは気分、眠り、生殖器系に大きな影響を及ぼす。
自然光が足りないと、憂鬱や無気力をもたらし、この状態は冬に深刻化することがある。
まさに寒いのが苦手、冬が嫌いな私に当てはまる。
冬季うつとか季節性情動障害と聞くと、どうしても心を思い浮かべてしまうのだけど、イマイチ実感がもてない。
「脳に効果がある」と言われるとイメージしやすいので、予防策も自分の中にスッと入る。
用もないのに外に出るのは億劫と思ってしまうけど、日光浴も兼ねて一日一回は散歩しよう。
体温調節に気を遣う
ひどい寒さを感じているとき、内向型人間にとって、外での活動に乗り出すことはさらにむずかしくなる。(中略)内向型人間にとっての気温の快適ゾーンは比較的狭い。
そうなのよね~。
寒いのが嫌というのもあって、外に出るの億劫なのよね。
内向型の人は、気温に合わせて調節できる重ね着や、必要ないと思えても上着などを持っておく方がよいとのこと。
毎日少なくとも数回は、窓を開けて空気を入れ替える。
春・秋・夏はやるけど、冬はほとんどやらなかった。
これからは冬もきちんと空気の入れ替えしよう。
眠りの環境を見直す
内向型の人が睡眠障害を起こしやすい理由のひとつは、彼らの脳が非常に活動的であることだ。脳の刺激をつかさどる部分への血液量は、外向型の人よりも内向型の人のほうが多く、彼らは絶えずさまざまな刺激に(外からと同様になかからも)さらされている。
とのことで、改めて寝るときの環境を見直すことにした。
普段補助灯を点けて寝ているのだけど(一緒に寝ている猫は夜中に何度もご飯を食べに行く)、思い切って真っ暗にして寝る。
寝る前によく動画を見ていたのだけど、これもやめることにした。
心の落ち着く就寝前の儀式を考案し、寝る時間、起きる時間を毎日同じにしよう。