好きなだけ本を読むようになって1年経った。
会社を辞めたのは2年とちょっと前なのだけど、辞めた後の1年間は、興味のある分野の勉強をしていた。
(オンラインで授業受けて、大学の単位を取ったりした。)
本当はそれが終わったらきちんと就職活動して会社に勤めようと思っていたのだけど、自由に自分の時間を使えるのが楽しくて、そのままセミリタイアしてしまった。
で、今は老後にやろうと思っていたことを前倒しでやっている。
その一つが、「好きなだけ本を読む」ということ。
飽きたら止めようと思っていたけど、これが想像以上に楽しいので今も続いている。
できればずっとこのまま自由に本を読む生活を続けたい。
(「目指せ、プロ読書家!」である。)
それは、会社に自分の時間を売ってお金を得たけれど、その得たお金でまた時間を買い戻しているだけのような気がした。それは本末転倒というか、本当に何をやってるのか意味が分からないなーと思ったし、別にお金があんまりなくても時間さえあれば僕は充分楽しく暮らせるような気がしたので仕事を辞めたのだった。それ以来僕は毎日インターネットやりながらお金はないけれどのんびりと暮らしている。僕にとっては今のぶらぶらした暮らしが天職のようなものだと思っているし、この場所でしかもう生きられないな、と思う。ネットがなくなったら死のう。まあまずなくならないだろうけど。
(引用無職の才能 - phaの日記)
phaさんの気持ちよくわかるな~。
遅読タイプ
そんな私は遅読人間だ。
わからない単語や気になる文章があると調べずにはいられない。
読んでは調べ、読んでは調べ、を繰り返す。
そのため自由な時間はたくさんあれど、一週間で読了する本は2~3冊といったところ。
読みたい本はたくさんあるのに、読みたい気持ちと実際に読む速度が噛み合わない。
たくさん本を読んだから偉いとか、遅読より速読の方が凄いとは決して思わないけど、読みたい本がたくさんあるうちは、読む速度をもう少しスピードアップさせたい。
速読するために
ということで、Daigoさんの自分を操る超集中力を読んでみた。
(ちなみにDaigoさんは月に300冊もの本を読むそう。私はそこまで読みたいとは思わないけど、できれば1日1冊は読了したい。)
この本には集中できる仕組みや時間の使い方がいくつも書かれている。
(場所、姿勢、食事、感情、習慣、運動、瞑想など)
スマホを見えない場所に置く
場所が集中力に与える影響は、あなたの想像以上に大きなものなのです。というわけで、集中力を促す「場所」にするために、見直したいのは机周りや作業スペースでのスマホやケータイの扱い、そしてモノを片づけることです。
(引用自分を操る超集中力)
この本を読んで半年間いろいろ試してみたのだけど、私が一番効果を感じたのが「場所」の改善。
本を読むときにスマホを自分の見えない場所に置く。
それだけで本を読む速度が早くなった。
本の内容にもよるけど、文庫本で300ページくらいのものは大体2~5時間で読了できる。
(筆写している本や、一章ずつ読むと決めている本もあるのだけど、それ以外の本は1日で大体1冊は読了している。)
「スマホを見えない場所に置く」
集中力を身につけたい人は、まずこれを試してほしい。
最初はスマホが気になってソワソワしたけど、慣れるとそのうち気にならなくなる。
(自分がいかにスマホに囚われた生活を送っているかよくわかる。)
「集中する」とは、何か1つにフォーカスすることです。
(引用自分を操る超集中力)
今目の前にあることに集中する
スマホを見えない場所に置くだけで効果はあったけど、「今目の前にあることに集中しよう」と意識することも効果がある。
(これは禅やお茶の世界の考え方を知ったおかげ。)
そして目の前の一つ一つの作業に集中するよう意識を向けると、「本を読んでいるのに」「ご飯を食べているのに」「テレビを見ているのに」、実は全く別のことを考えている自分に気がついた。
「今目の前にあることに集中する」とは「今を生きる」ということだ。
今でも上記のように、実際にやっていることと別のことを考えることはたくさんあるのだけど、それでも「目の前のことに集中しよう」と心掛けている。