アラフォーから始める終活

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海外旅行で2週間ほど日本を離れる。

万が一海外で事故に遭って死ぬことがあれば、一緒に暮らしている母に迷惑をかけることになる。

うちの光熱費や通信費などは全て私の口座から支払っているので、私がいなくなると母は何もわからない。

母が困らないように諸々の手続きを一覧にしようと思ったのだけど、どうせやるなら「終活」も兼ねて「エンディングノート」を用意することにした。

www.irs.jp

終活ってなに?

 「人生の終わりのための活動」の略で、人間が人生の最期を迎えるにあたって執る様々な準備やそこに向けた人生の総括を意味する言葉である。

(引用終活 - Wikipedia

アラフォーで「終活」は少し早いとは思うが、人生何が起きるかわからない。

私は独身で子供はいないけど、一緒に暮らしている母と猫にはできるだけ迷惑をかけたくないので、何かあったときのために「終活」をしておく。

終活を早く行うメリット

  1. 遺された家族の負担を減らす
  2. 自分の意思を残せる

私が考える「終活」のメリットは上記の2つだ。

エンディングノートを書く

ネットで「終活」と検索すると、「エンディングノート」という単語がよく出てくる。

この「エンディングノート」とは、法的効力を伴う遺言書とは違い、遺された家族の負担を減らすことを目的に書くものだそう。

書く内容は、

  1. 本人情報
  2. 自分史
  3. 関係する人物との間柄と連絡先
  4. 財産について
  5. 介護・医療について
  6. 葬儀について
  7. お墓について
  8. 遺言書について

が一般的らしい。

e-hinseiri.com

→こちらのサイトに無料で「エンディングノート」をダウンロードできるリンクが貼ってある。

私は手書きは面倒くさいので、書き出す項目を参考にさせてもらい、パワーポイントで自分で作成した。

年齢によって「エンディングノート」に書く情報も変わると思うので、情報が大きく変わるときはこのパワーポイントを更新してプリントアウトして保管し直そうと思う。

そして海外旅行などで長期間家を離れるときは、「エンディングノート」と必要な書類をまとめてファイリングして家族に預けることにする。

本人情報

名前、生年月日、本籍地やマイナンバーの情報を書いた。

健康情報

保険者番号を書いたのみ。

いつも飲んでいる薬もかかりつけの病院もアレルギーも今のところない。

関係する人物との間柄と連絡先

友人2名の連絡先を書いた。

母も会ったことがあり、話したことがある子を選んだ。

この2人から他の友人へ知らせてもらえればよいかな~。

この連絡先とは別に、今年届いた年賀状も一緒にファイリングすることにした。

こうすれば喪中はがきの手配もしやすい。

医療と介護について

医療は「延命治療は希望しない」などの希望を書いた。

ただし介護に関してはまだ実感がないので、自分が50歳、60歳になったら書き直すと思う。

葬儀について

私は身内だけの家族葬を望んでいる。

葬儀の項目は基本「お任せする」だが、音楽はLouis Armstrongの『What a wonderful world』を希望した。

うちの家族が利用している葬儀屋さんのホームページで葬儀プランも確認して、一番安くて参列者の少ないプランを書いた。

お墓について

先祖と同じお墓に納骨を希望した。

ペットについて

かかりつけの動物病院の住所や、エサの種類ややり方、1年に1回ワクチンを打つようお願いした。

財産について

これが一番大変だった。

葬儀後の諸手続き一覧表

→こちらの一覧表を参考にして、該当するものを洗い出して、手続きの仕方をまとめておいた。

パワポではまとめづらいので、「財産関係」「名義変更・解約関係」「クレジットカード解約」とそれぞれ項目をわけてエクセルに一覧表を作り、細かい手続きについては別途資料を用意した。

細かい手続きをまとめながら、「母にこんな大変なことはさせたくない」と思ってしまった。

あとは貴重品の場所もパワポに書いておいた。

遺言書

www.abe-gyoseioffice.com

自筆証書遺言書を書こうか迷ったけど、今回はやめることにした。

そもそも法定相続人は母しかいないので、私が死んでも揉めることはない。

これは私がもっと年を取って、母もこの世を去った後で書くことにする。

 

「エンディングノート」の準備は大変だったけど、意外と楽しい作業だった。

立つ鳥跡を濁さず。