今回ドバイへ宿泊するのだけど、できればアブダビまで足を延ばして、美しいシェイク・ザイード・グランド・モスクを見てみたい。
シェイク・ザイード・グランド・モスク
この世界最大級のモスクは建築的な芸術作品であり、なんと4万人もの参拝者を収容することができます。その特徴は、82個のドーム、1,000本以上の円柱、24金メッキのシャンデリア、そして手織りの世界最大のカーペットです。そして礼拝堂本堂には直径10メートル、高さ15メートル、重量9トン以上といわれる世界最大のシャンデリアが空間を埋めています。最初に行われたモスクの式典は、このモスクと同名の、ここに埋葬されたシェイク・ザイードの葬儀でした。
モスクはその姿を映すプールに囲まれていて、その美しさが強調されています。印象的な白とゴールドは太陽の光の中で輝き、夜間はユニークな照明システムによって月の姿を映し出します。
アブダビ、ドバイのあるアラブ首長国連邦は7つの首長国で構成される連邦国家。
連邦予算の8割がアブダビ、1割をドバイ、残りの1割が連邦政府の税収。
モスクの名前にもなっているシェイク・ザイードさんはアラブ首長国連邦の初代大統領で、今はこのモスクに埋葬されている。
(引用File:Zayed bin Al Nahayan.jpg - Wikimedia Commons)
『世界を結びつける』をテーマに世界中の職人や材料を使用して建築、イタリア、ドイツ、モロッコ、、パキスタン 、インド、トルコ、マレーシア、イラン、中国、イギリス、ニュージーランド、ギリシャ、アラブ首長国連邦から 3,000人以上のスタッフと38社以上の企業が参加
(引用【豪華絢爛】総工費550億円、世界最大級のモスク「シェイク・ザーイド・モスク」がなにからなにまで美しい:DDN JAPAN)
モスクの建設費用は550億。
Sheikh Zayed Mosque Documentary History
開門時間は朝の9時から夜の22時まで。(最終入館時間は21時30分まで)
毎日開門しているが、金曜日の朝は参拝者以外には閉ざされており、一般客は夕方の16時30分以降の入館となる。
(5・6月のラマダンの時期は、開館時間は14時までと短くなる)
入館料は無料。
ドレスコード
イスラム教徒の人にとってはモスクはとても神聖な場所。
そのため厳しいドレスコードがある。
- 長袖、長いパンツ、ロングスカート着用
- 体のラインがわからないゆったりとした服装をする(スキニージーンズやレギンス、ぴったりとしたTシャツNG)
- 水着NG
- 手首、足首まで隠す
- 足首が隠れていればサンダルOK
- シースルーの服装NG(レースやメッシュ素材の服装などNG)
- 神聖なものを貶めるような服装(コスプレなど)NG
- スカーフなどで髪の毛を全て隠す(スカーフの色や形、材質はなんでもOK)
私はロングワンピースとカーディガンを着て、パシュミナで髪の毛を隠そうかと考えている。
(渡辺直美さんはドバイモールでワンピースを買って行ったそう)
アバヤはレンタルできる
入り口にいるガードマンの人に服装チェックをされ、OKかNGを言われるそう。
NGだった場合はアバヤを借りて入館することになる。
モスクの入り口に「Abaya」という看板があるそうで、地下のセンターに行って借りるそうだ。
ただし、借りるときには自分の身分を証明する写真付きの国際IDが必要だそうで、パスポートは不可。
そこで必要となるのが運転免許証だそう。
運転免許証を受付で預けてアバヤを借り、返却時に運転免許証を返してもらう仕組みのよう。
モスクでのマナー
・手を繋ぐのはNG
それ以上の男女の接触は言わずもがなです。・飲食もNG
水は専用の水飲み場があり、そこで摂取できます。・ムスリムにカメラを向けることもNG
偶像崇拝を否定するイスラム教では、写真を撮られることは魂を取られると考える人も多く、特に女性にカメラを向けると大変なことになるそうです。記念写真を撮ることは可能ですが、周りをよく見て、マナーを守って写真を撮りましょう。・モスク内の世界一大きな手織りのペルシア絨毯に座るのは厳禁!!
文化も宗教も違うので、マナーに関しては人一倍気をつけよう。
モスクはスマホの持ち込みは大丈夫だけど、タブレットやWi-Fiルーターの持ち込みは不可。
(荷物検査もあるので気をつけよう)
持ち込み不可の物や大きな荷物は預かってもらえるそう。
ドバイからシェイク・ザイード・グランド・モスクへの行き方
車で行く場合
私が宿泊するホテルからモスクまでタクシーで行くと、大体1時間半かかる。
(渋滞していたらもっとかかるかも)
片道250ディルハム(7,500円くらい)かかるそう。
私は車で行くとしたらUberを利用したい。
気をつけたいのはアブダビではUberは撤退しているので、帰りはUberの代わりに「Careem」という配車アプリかタクシーを利用しなくてはいけないこと。
→Uberと使い方はほとんど同じ。
→金額はタクシーよりCareemの方が若干高いそう。
メトロとバスで行く場合
アブダビ行きのバスステーションはアル・グバイバ(Al Ghubaiba)かイブン・バトゥータ(Ibn Batutta)にある。
イブン・バトゥータ(Ibn Batutta)はドバイ中心地を通らないので、渋滞にハマる心配はないそう。
ホテルの最寄り駅ブルジュ・ハリファ/ドバイモールまで歩いて20分。
そこからイブン・バトゥータまでメトロで50分。
(バス停は駅を降りてすぐ目の前)
アブダビのバスターミナルまで約1時間半。
バスターミナルはアル・ワダモールの目の前にあるそう。
(アル・ワダモールにはフードコートがあり、マクドナルドも入っているので昼ご飯はここにしてもよいかな)
ドバイからアブダビまでのバスの料金は片道25ディルハム(750円くらい)で、タクシーと比べるとかなり安い。
ドバイからアブダビまではノル(シルバー)カードで行ける。
カードをタッチして乗車して、乗客が定員になったら出発。
バスは30分間隔で出ているが、早めに並んだ方がよいそう。
(出発前に満席になることが多いため)
→バスの時刻表は「Moovit」というアプリで調べることができる。
このアプリはイスラエル発で、80か国で展開されている。
リアルタイムで最適な乗換方法を教えてくれるのは、ナビタイムのような日本の乗換アプリでもあるが、Moovitがすごいのはここからだ。何駅目で降りるということがわかっていても、現地の言葉がわからなかったり、数えていても忘れてしまう場合がある。となると降りるタイミングがわからずハラハラしてしまうものだ。少なくとも私はそうだった。
MoovitはGPS機能で利用者がどこにいるのかを把握しているので、リアルタイムで「次の駅で降りろ!」とか「あと3駅です」といったプッシュ通知でお知らせをしてくれる。これは見ず知らずの土地では非常にありがたい機能である。
使えない国があったり、携帯の電池の消費が早かったり、金額が表示されないらしいけど、地図として使えるので便利だそう。
バスの車内には運転手の他に乗務員が一人いて、飲み物や軽食の販売もあるそう。
Wi-Fiも使えるそうだ。
バスの中は寒く、トイレ休憩もないので飲み物の飲み過ぎは要注意。
(バスに乗る前は必ずトイレに行っておこう)
アブダビからドバイに戻るときはノル(シルバー)カードは使えないのでチケットを買う必要がある。
チケットは乗車の際に運転手に渡す(もしくは見せる)。
チケットはバスターミナルの中で販売されているが、「Dubai 25AED」とわかりやすい案内が置いてある。
チケットを買うときは、男女別に分かれているそう。
バスターミナルからシェイク・ザイード・グランド・モスクまでタクシーで20分。
タクシーはバスターミナルに乗り場がある。
行きはモスクが混む前にタクシーで行って、帰りはバスとメトロを利用しようかな~。