ドバイに行って中東のことを調べるうちにムスリムファッションが気になったので調べてみた。
国と地域で解釈は異なる
クルアーン(コーラン)には「ヴェールを胸の上に垂れなさい」「長衣をまとう」と規定がある。一方で、服の長さや覆う箇所など細かい解釈まではない。解釈は国・地域で異なる。
インドネシア文化に詳しい慶応義塾大学の野中葉専任講師は「インドネシアでは①顔と手以外を覆う②透けない③体のラインを見せない、のが3大条件だ」と解説する。
国や地域によって服装の規定の解釈は異なるよう。
女性の綺麗な箇所は隠すというのがコーランの教えで、女性の綺麗な箇所は地域によって解釈が違う。
ちなみにサウジアラビアでは「目以外は全て隠す」だそう。
ムスリムファッション市場規模拡大中
日本ではイスラム教徒の方は人口の0.1%とかなり少ないが、世界に目を向けると、全世界の人口の4分の1にあたる16億人にものぼる人がイスラム教徒の信者である。
イスラム教徒というと中東のイメージがあるけど、実際に信者が多いのはインドネシアだそう。
そして全世界のイスラム教徒のファッションの消費額は、来年2019年には51兆円もの大きな市場に成長すると見込まれているのだそう。
そのため、2015年にはH&M、2016年にはドルチェ&ガッバーナなどの世界的ブランドもムスリムファッションのコレクションを発表している。
UNIQLOムスリムファッション展開
さすがグローバル企業のUNIQLO。
英国と日本のハーフで、現在ニューヨークで活動されているhana tajimaさんとコラボして、ムスリムファッションのコレクションを発表している。
hanaさん自身、18歳でイスラム教に改宗されている上、デザインもオシャレでご本人も美しい。
残念ながらhanaさんのコレクションは一部店舗のみの扱いで、近所の店舗で素材やデザインを確認することができなかったけど、公式ページで買った人のコメントを頼りにワンピースを買ってみた。
オフホワイトのロングワンピースにしたのだけど、これがイイ!
ゆったりしたラインに透けない素材、手首と足首も隠れるデザイン。
日本でもhanaさんのコレクションは中高年にウケているそうだけど、着てみると納得。
アラフォーになると、体にぴったりした洋服より、多少ゆったりしている方が心地よい。
お洒落なムスリムファッション
意外と(と言ったら失礼だけど)ムスリムファッションってお洒落。
ドバイで見掛けた黒いアバヤを着た女性たち、ほとんどの女性たちが高級ブランドのバッグを持っていた。
みんな黒いアバヤだと、バッグやメイクでしか外では自分のお洒落をアピールできないのだろう。
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