賭けの考え方 (カジノブックシリーズ)を読んだ。
ポーカーの専門用語はわからないのでその部分はすっ飛ばして読んだけど、それでも十分おもしろい。
私はギャンブルはやらないけど、この本にある「ポーカー」を「人生」や「仕事」に置き換えて読んだら、意外としっくりきた。
長期的視野を持つ
ポーカーは運と技術のゲームであるが、短期的に運に大きく左右されるので、短期間の結果は極端に偏ったものになる。
ポーカーの世界では、長期的には実力が物を言う。
技術のある人なら、長くプレイすれば運に左右されないとのこと。
「目先の結果にこだわらず、コツコツ実力を磨きなさい」ということか。
ふかわ「我々からするとマツコさんは大成功に街頭すると思うんですが、運と才能の割合、どのように感じてますか?」 マツコ「私、運でも才能でもないと思ってる。諦めと覚悟。だから、もう私、何もかもほしいなんてさらさら思ってなかったので」(続く)
— 飲用 (@inyou_te) 2018年5月7日
マツコさんの場合は諦めと覚悟らしい(笑)
お金を儲けるより正しい決断を下すことを優先する
ポーカーを長期的視野でプレイすることの大きな利点は、唯一の重要なことー正しい決断を下すことーに集中できる点だ。(中略)本書での「正しいプレイ」とは、得られる限りの情報の中で、こうするべきだと合理的に期待される、最高のプレイのことである。
ポーカーで長期間儲けを得るためには、継続的に正しい決断を下すことだそう。
決断に影響を与えないためには感情をうまく切り離すことが大事。
カズレーザー「(相方の)好きなところですか? いやオレ好きとかいう気持ちがないですね。そういう感情はつくんないようにしてます。コンビ組んでるときに好き嫌いで組んでるわけじゃないから、そこに好きとか嫌いとか感情入れると、うまくいかなくなるじゃないですか」/『アメトーーク』ABC 5/18
— 飲用 (@inyou_te) 2018年5月20日
自尊心を持ち込まない
自尊心を持つことや誇示すること自体が、あなたを勝ち組プレイヤーから遠ざけるわけではない。それがあなたの決断に影響さえしなければいい。実際に、かなり有名なプレイヤーの中には、その自尊心の大きさで知られている者もいる。
- 個人的恨みが決断を鈍らせる
- 取り返そうと躍起になる
- 勝ち目のない勝負に挑む
- 相手にいいところを見せつけようとする
- 自分の知識を披露したがる
勝てないプレイヤーあるあるらしいけど、ポーカーやらない私でも気をつけたいことばかり。
恐らく彼は自分の成功に対して非常に謙虚であり、自分が勝っていること自体を否定するかもしれない。彼らは、自尊心よりも勝率のほうがずっと重要だと分かっているのだ。(中略)自分の自尊心を補強する努力をするくらいなら、その労力をもっと生産的なことに使うべきだ。(中略)相手にどう思われるかに考えを巡らせるより、ゲーム自体と正しい決断を下すことに集中しよう。
敢えて何も変えない
一般的に言えば、ダウンスイングの最中には、その変化での改善が完全に保証されない限り、敢えて何も変えないほうがいい。上級者に質問する、インターネットの掲示板に投稿する、戦略本の関連する章を読むなど、あらゆる手段を尽くして他人の意見を求めるべきだ。感情的なスランプに陥っているときは、人の直感は普段よりも当てにならない。
ポーカーで悪い流れが続いたときのアドバイスなのだけど、これ「ポーカー」でなくても当てはまる気がする。
『チマタの噺』×出川哲朗。鶴瓶「当たり前のように同じようにずっとやったほうがええ。なんかちょっと異常なことしようとすると番組終わるで。数字下がってもそのまんましたらええねん。みんな、数字下がったら特別なことをしようとする。極端なことをしだしたら(もっと)極端なことせなアカンもん」
— てれびのスキマ/戸部田 誠 (@u5u) 2018年3月6日
ポーカーって、思っていたより奥が深い。