さようなら、希林さん

2018年9月15日、憧れの樹木希林さんが旅立たれた。

希林さんの訃報を聞いたとき、「やっぱり」と思うと同時に寂しさがこみ上げた。

祖母が亡くなる前の状況と似ていたので、足を骨折され、肺も弱くなって一時危篤状態にあったという報道を見て、これは長くないのかなという不安と、いや希林さんなら大丈夫という二つの想いが心の中を行ったり来たりしていた。

『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』でファンになり、テレビや雑誌のインタビューなどで語られる希林語録で更にノックアウトされ、大好きになってしまった。

今回の訃報も、どこか現実でないような感じで、テレビで希林さんの訃報を見ないように避けていたのだけど、たまたま親交の深い浅田美代子さんのインタビューが流れているのを見てしまい、この2日間堪えていた涙がこみ上げてしまった。

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私が希林さんから一番感銘を受けたのが死生観。

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樹木さんは「本当にそう思う。生きるのも死んでいくのもどちらも日常。生きることは良いことで、死ぬことは悪いこと、というのではないと思うのよね」と語る。

(引用 特集ワイド:死にゆく姿、みっともなくても見せる 宝島社の広告で話題、樹木希林さんの死生観 - 毎日新聞

南方熊楠さんの死生観に触れた時も思ったのだけど、死ぬことを必要以上に畏れる必要はない。

そして、「生きることも死ぬこともどちらも同じ日常」という希林さんの言葉に力をもらった。

www.writetoforget.com 

ユーモアとセンスと気骨のある希林さん。

大好きです。