アマゾンプライムで帰ってきたヒトラー(字幕版)を観た。
歴史上<絶対悪>であるヒトラーが現代に甦り、モノマネ芸人と誤解されて引っ張り出されたテレビの世界で大スターになるという大胆不敵な小説が2012年にドイツで発売。絶賛と非難の爆風をくぐり抜け、国内で200万部を売り上げた。その世界41カ国で翻訳、権威あるタイムズのベストセラーリストでも堂々NO.1に輝いた問題小説が、まさかの映画化!ドイツではディズニーの大ヒットアニメ『インサイド・ヘッド』を抑えて第1位を獲得した。主役を演じるのは、リアリティを追求するために選ばれた無名の実力派舞台俳優。ヒトラーに扮した彼が街に飛び込み、実在の政治家や有名人、果てはネオナチと顔を合わせるというアドリブシーンを盛り込んだセンセーショナルな展開と、原作とは違う予測不能な結末は、一大ブームを巻き起こした。
第二次世界大戦から70年が経ち、全てが変わった現代社会で、あの頃と変わらぬ思想とともに生きる男が繰り出すギャップに笑い、かつて熱狂的に支持されたままの、誰よりも愛国心に富んだまっすぐな情熱に惹かれ、正気と狂気の一線を見失っていく現代の人々の危うさー。そうきっとスクリーンの前で笑っているあなたも。モラルと背徳の狭間のギリギリの危険なコメディ、あなたの<足元>がグラつく。
ブラックコメディのような始まりの映画。
しかしただのコメディではなく、見始めたら止まらない。
ドイツは経済は豊かになったけど、大量の移民を受け付けたがばかりに、国民の不満は大爆発。
高橋洋一「ドイツはEUの中心国でユーロの為替レートは有利なのでほっておいてもユーロの中で勝てる。メルケルは自分達の経済が大丈夫と過信したのかもしれないが、100万人単位で移民を入れたら大変。日本も入管法で数量規制を言うべき。移民政策をきちんとやらないと経済が良くてももたないと感じた」 pic.twitter.com/7UudZmRx3v
— DAPPI (@take_off_dress) 2018年10月31日
日本も決して他人事ではないと、映画を観ながら思う。
私は人種差別は反対だけど、今の日本政府の移民政策では、間違いなく将来の日本にとって問題になると危惧しているけど、冷静に対応してほしいとも思う。
右、左、極端に思想が偏るとヒトラーのような人が現れ、国民は操られてしまう。
この映画は、ヒトラーは昔のことではなく、現代にだって起こりうる問題だと提起している。