10キロやせて永久キープするダイエットを読んだ。
わたしがやせた方法をものすごーく簡単に説明するなら、
1. 自己分析してみた
2. 自分に合った方法を見つけた
3. そしてそれが習慣となったこの3ステップだ。
この本は、万年ぽっちゃり40代ライターの山崎さんが、心理学者「海保先生」の力を借り、頭と心を変え、ダイエットに成功してキープし続けている過程が書かれている。
「〇kg痩せるレシピ!」「太ももー〇cmのエクササイズ!」というような、よくあるダイエット本とは違い、各々にあった痩せ方、そして習慣化させるための考え方があるのでおもしろい。
テーマはダイエットだけど、他にも応用できる考え方が満載。
今回は私が参考になったところをまとめてみる。
長い時間をかける
今回のダイエットのポイントは「一生続けられる習慣」なんだから。ダイエットをしていることを忘れるくらいの感覚になることが大切。2年くらいのスタンスで考えたほうがいいかもね。
一生続けたいものほどマクロ思考で考えた方がいい。
では、無理なく目標を達成するにはどうしたらよいのだろう?
「習慣化できるかどうか」「一生続けられるかどうか」
だから、生活のなかに無理なく取り入れられるものがいいだろうね。「毎日10キロジョギング」なんてほとんどの人は続かないでしょう。 そういう無理なことじゃなくて、できるだけ長く続けられそうなことがポイント。
まずはアクションプランを作成して実際にやる。
それから続けられそうなものを精査して更にブラッシュアップ。
そして効果を検証。
「自分で考えて、気づく」ってことが大事だからね。
P(計画)D(実行)C(チェック)A(改善)。
仕事でよく聞く言葉の「PDCAサイクル」も、まわし続けることが大切だと海保先生は本の中で語っている。
サイクルっていうくらいだから、まわし続けることが大切だよ。ゆるくてもいいから、まわし続ける。大きくゆっくりまわす、という感覚で。目標もそのうち変化してくるだろうし、小さな変化を歓迎して、ゆるくまわし続ける意識が大切。(中略)物事には何事も段階があるからね。それを考えながらプランを決めていくのも大事かもしれないよね。
習慣化のためには最初の苦しみを乗り越えなくてはならない
何事も、変化するときには多少の苦しみをともなうよ。
海保先生によると、習慣を大きく変える場合、最初は意識的に頑張ることが必要とのこと。
人間にはホメオスタシス、すなわち生体恒常性が働く機能があり、急激な変化を嫌う。
習慣化するには無理なくできることが第一条件だけど、最初に変化を起こすときは多少なりともストレスがかかるということはわかっておいた方がよい。
ちなみに、習慣形成するポイントは「毎日決まった時間に同じことをする」ことだそう。
毎日、毎週でも、定期的にできること、そして、無理がないこと。これが習慣形成のためのポイントだね。(中略)定期的に行うことで、最初はきつくても次第に無理なくできるようになってくるんだ。
書いて現実を把握する
書くことは、思考や認識を外化することなんだよ。外化によって「できたか、できなかったか」という現実をはっきりと把握することができる。そして、自己モニタリングといって、自分の傾向を客観的に見ることができるんだよ。
書くことで頭の中を整理できる。
そう考えると、ブログってつくづく便利な機能だなぁ。
知識を活用する
誰かがやっていることをそのままマネするだけじゃなくて、実行しながら自分で考えて、生きた知識や経験にすること。
羽生竜王も同じようなことを言っていました。
「知識は実際に活用してこそ意義がある」
その通り!
信念を育む
使命化っていうのは、ダイエットは自分が与えられた務めであるとすること。「適正体重でいること」を人生の目標のひとつにするというようなイメージかな。(中略)信念を強くするためには、「なぜ自分はやせたかったのか」をもう一度明確にして、それを忘れないことが大切だよ。
世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事を読んで、健康のために食事改善をして、さらに運動をして引き締まった体も目指している私だけど、根底には「健康寿命を延ばしてできるだけ周りに迷惑かけずに死にたい」という思いがあるからこそ。
なにぶんおひとり様のご身分なもので、そのへんのところはかなり切実。
あと、私が最近弱っているのは 毎日「なんとなく」食べているからかもしれないの本の影響も大きい。
この本を読んで、「食べるって生きること」という当たり前のことを思い知らされ、食に対する意識が変わり、「食事」を大事にするようになった。
「食べる」って、自分以外の命を分け与えてもらって自分の命を延ばす行為。
すごく大事な行為なのに、今まで適当に食べていた自分が恥ずかしい。
私にとっての「食事改善」の信念は、「健康」であり「生きる」ってこと。
ダイエットを始めたい人、何か続けたいことがある人におススメの本。